2015/08/13

カスタム仕様のドライブインカークーン実例紹介


今日はドライブインカークーンのカスタムの実例を少しご紹介いたします。

当社では「屋外でドライブインカークーンを使えないか」というお問い合わせを非常に多く頂きますが、ドライブインモデルの屋外利用を推奨しない理由は3点ございます。 


 1.紫外線・赤外線に強い素材でないため直射日光が当たる環境では劣化が早い 

 2.軽量のため強風や台風時に破損するおそれがある 

 3.雨水により電気系統が破損するおそれがある。


逆にいうとこれら問題を解消し屋外でご利用されていらっしゃるお客様もいらっしゃいますのでご紹介させていただきます。


高さ220cmの特注ドライブインカークーンです

このお客様はワゴンや大型のSUVなど高さのある車をほこりから守りたいということでご購入頂きました。

通常ドライブインカークーンの高さは170cmなのでカスタムで高さ220cmのものを作りました。サイズはLサイズ(収納可能長さ498cm、起動時538cm)です。


まず1の紫外線・赤外線対策ですが、紫外線に弱い一般的な透明のビニール素材をやめ、紫外線を通しにくいシルバーの非透明素材に変更します。



ドライブインのシルバー生地です。



野外対応のボディカバー「アウトドアカークーン」は完全2重構造になっており、表面は紫外線や酸性雨、ひょうなどにも耐えられる非常に頑丈な素材になっています。

このドライブインカークーンはそこまでの耐久度はありませんが、普通に市販されているボディカバーとほぼ同様と考えていただければよいかと思います。

全てのボディカバーは紫外線によって劣化していきますが、このお客様のようにルーフの下でお使い頂ければ紫外線が緩和され、劣化進行が遅くなります。


次に2の風の問題です。

ドライブインカークーンはガレージ内の利用を前提としているため軽量でフレームとカバー合わせても40キロ程度です。

車が中に入っている時はいいのですが、車が入っていない状態で外に置いておくと風で簡単に飛ばされてしまい大変危険です。


このお客様の場合も左右に自動車、正面には家屋がありますが、それでも風はかなり入ってきます。

そこでまずロープでドライブインカークーンをルーフの柱にくくりつけ、カバー内に重し替わりにすのこを引いて風で飛ばされないようにされています。


加えてドライブインカークーンの細いフレームをご自分でスポンジカバーを使い補強されています。





ちなみにカバーの下にすのこを敷く方法は床下の湿気を防止し、車の下回りのサビ防止にも一役かっています。



最後に雨水対策ですが、車を十分に覆うルーフと左右の車が壁となり、水濡れの心配はほとんどなさそうでしたので特に対策は取りませんでした。



いかがでしたでしょうか。ドライブインの野外利用、いずれにせよ雨や雪対策のためルーフや屋根は必須となるうえ少しハードルは高いですが、ご希望の方はお気軽にご相談ください。保管場所の写真を送って頂けるとより正確なアドバイスができると思いますのでそちらもぜひお問い合わせください。


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