2015/08/07

浪漫と過ごすにもカネはかかる



先日お世話に当社もお世話になっております八重洲出版さんから新しく「ヴィンテージ パラダイス」という雑誌が発売されました。

旧車が好きで実際に乗っている方、また自身でメンテナンスやレストアまでおこなっている方に向けた雑誌が一般的ですが、この雑誌は年齢性別問わず、まさに今これから「旧車を買ってみよう」という方に向けた内容になっています。


個人的には車種別の購入額相場が載ったリストが「ありそうでなかったなぁ」という感じで面白く眺めてました。

中古車ディーラーの方々と話す機会も多いですが、ここ数年国産、輸入車問わず旧車の価格が上がっているのは共通すること。特に国産旧車は海外のマニアが高く買うこともあり、国内から海外輸出で流れる、というのがトレンドだそうです。これに加えて日本で旧車を持つには修理費や税金の面でも負担が大きく(イギリスやドイツでは旧車は歴史的産物ということで無税や減税になります)持ちたくても持てないというのが多くの方の現状です。


こういった旧車を乗るには経済的非合理性は否めませんが、それを超える楽しみと人生を豊かにするものが旧車にはあると思います。もろに矛盾しますが、「お金で買えないものをお金で買う」というのが旧車ではないでしょうか。

今世界では自動運転化の実現に向けてものすごい早さでものごとが進行しています。自動車誕生から100年以上が経ち、"移動の実現"という自動車の目的をよりつきつめ、自動車産業はIT化を背景に工業からサービス業へとより比重を高めていく気がします。


その中で旧車が維持され乗り続けられるにはその車体はもちろん、設計や生産、オーナー等々関わった方々の歴史を詰め込んだ産物である、ということを強く意識し、関係者は積極的に発信する必要があると考えています。


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